VAN SITE VANスポーツイベント1A TOKYO VANGUARDS VS UNIVERSITY OF HAWAII

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“ TOKYO VANGUARDS ” の数ある試合の中で、パンフレットが制作されたビッグ・イベントを
以下に３試合ほどご紹介します。
なお各パンフレットは、上段左から、表1、表2、表３、表４、下段は見開き各ページとなっています。

“　Tokyo Van Guards ”
versus
“　University of HAWAII　”
in 1973

１９７３年、１１月７日、対戦場所はハワイ諸島オアフ島、ホノルルスタジアムに於いて、世紀のミスマッチ・ゲームと地元紙が報じた、我が東京ヴァンガーズ　vs　ハワイ大学アメリカンフットボール・チーム(２軍)の親善試合が行われようとしていました。

ホノルルの“アドバタイザー紙”は１００対０でハワイ大の勝利を謳い、それに対して石津オーナーは『地元では１００対０で惨敗するとのもっぱらの噂だが、これには賛成しかねる、少なくとも９９対３には行くはずだ・・・』
と反論。

地元紙の伝えるところによると、VAN GUARDSで最も体重と身長が有る者で１６０ポンド(72.5kg)、５フィート９インチ(177cm)、対するハワイ大は２２５から２５０ポンド(102kg～114kg)、６フィート６インチ(199cm)を誇るモンスターと表現している、つまり大人が赤子を扱うようなものだ、と言う事らしい。

はたしてその結果や如何に・・・?

上はVAN PRESS １９７３年１２月１日号に掲載された記事。
右欄の英文下はお判りのように和訳となっています。
英語に自信の無い方はどうぞ。

また、左の地元紙タイトルは
『ヴァンガーズ、人気では勝利、でも試合には敗退』
といったところでしょうか。

結果は、
左のVANPRESS
１９７３年１２月１日号に掲載されているように、
地元の下馬評を見事に裏切り、ハワイ大チームからフィールドゴール１本を奪い、
大差とは言え、５１対３でタイムアウトとなりました。

地元ハワイでは結構な騒ぎとなり、ヴァンガーズとの定期戦も考えられるほどでした。

現在でもアメリカとの差は歴然としていますが、当時としては無謀とも思えた事が、一転画期的な企画となった瞬間でした。

左は何の媒体なのか不明ですが、“ヴァンガード” と表記されている事から、社内報またはVAN製印刷物では無いはず。

ハワイ大からの記念品を戴いたわけです。

なお下の写真２点は、この試合に出たハワイ大の選手たちと一人一人握手を交わしながらVanguardsの選手たちがもらった記念品です。
また、Vanguards側からの贈り物は“ハッピ(または下駄)”、とても素晴らしい思い出になったメモリアル・グッズです。

“　Tokyo Van Guards ”
versus
“　 Keishicho　”
in 1973

以下は１９７３年５月６日に行われた “ 警視庁 ” 対 “ 東京ヴァンガーズ ” の試合案内用パンフレットです。
この下段見開きページに各チームの試合に臨む“あいさつ”が書かれていますが、読みにくいためここに書き出してみます ( 下記青文字部分 ) 。

まず “ 警視庁チーム ” 若原文雄監督の言葉で。

『このたび、東京ヴァンガーズとの第一回定期戦を迎えるにあたって、当庁フットボールチームの平素の訓練と精進の結果をここで充分に発揮し、悔い無きプレーをしたいと張り切っております。』

( 監督　若原文雄、助監督　鎌田憲雄、コーチ　小島秀一・木村　洋、主将　田島隆夫、副将　追田知仁・福安志泰、マネージャー　伏見敏光・川崎太一 )《敬称略》
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
これに対し “ 東京ヴァンガーズ ” 石津代表の言葉で。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

『警視庁、それも第９機動隊となれば硬派も硬派、大変な堅物らしい。それにひきかえヴァンヂャケットは軟派のかたまり。
ファッションがどうの流行がどうのと息巻いているんだから、その軟派のVANが巌のような警視庁にぶち当たるというのだから、これは確かに面白い。私も警視庁嘱託だから、この勝負どちらを応援していいのか、実のところ困っている。』

まあそれぞれの体質がこれほどよく表れている “ あいさつ ” も無いなあ・・・と感心した次第です。
ただ石津代表の言葉は多分に含みある言葉となる事が多く、文面どおり採るのは・・・・・?????

“　Tokyo Van Guards ”
versus
“　 Wranglers　”
in 1974

１９７４年、５月２６日に行われた兄弟会社、㈱ラングラーの“Wranglers”との試合案内パンフレットです。
この中見開きページには“アメリカン・フットボール”の概説、審判のサインの意味などが解説されていて、初めて通称アメラグの試合を見る人でも解る様、配慮がされていました。