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青春VAN日記57

新宿三越の巻 その2019762月)

<青天の霹靂>

新たなる76年度商戦に向けて忙しい毎日を送っている最中、
青山本社において、
75年度秋冬期結果報告の販売部店長会議が開かれた。

我が店は、対前年・売上予測140%。返品予測90%である。
自信を持って出席した。

この年の都内各店の売上はまあまあであったが、問題になったのは、会社営業規模の拡大と共に返品量が増加していることだった。・・・商品の作り過ぎ、納品過剰なのだ、V社決算が心配である。

つづいて、99ホールに場所を移し、本社企画・販促が出席し、76年の新ブランドについての説明があった。

それは、
SCENENiblickの新ブランド登場であった。

SCENEは、ジーニングなアウトドア・スポーツのイメージ。

Niblickは、オフ・デューティな大人のカジュアル。

米国は西海岸の明るい日差し、ロッキー・シエラネヴァダの大自然。UCLAUCB,スタンフォード大などの文武両道にいそしむ健康的な環境イメージ。

バック・パッキング、サイクリング、ローラーボード、フリスビーなどのスポーツ。

サーフィン、ウインドサーフィン、ヨットなどのマリン・スポーツ。

「ヘビー・デューティー」という新語と、「機能こそファッションである」というポリシー。斬新なラガーシャツとブッシュパンツ、デイパックの組み合わせ。

デモ・スライドに映し出されたイメージ・ビジュアルとBGMのジョン・デンバーのカントリーな歌声は実に心地良かった。

まさにFEELS SO GOOD!(Chuck Mangione

これらは”トラディショナル命!“の私にとっても、東部とは異なる西部の魅力である。

このブランドには完成されたウエスト・コーストのライフスタイルがある。私も、アメリカ大好き少年の一人である。・・・これはイケルぞ。

きっと、日本一の我が販促の力もあいまって成功することだろう。

そして会議の最後に、新ブランド発足に伴っての販売部新体制・人事異動が発表された。

「都内各店の新体制・新店長を発表する」・・・。

なんと!・・・その店長の中に、私の名前が無かった・・・。

( しまった、三越で、返品制度を批判したり、お付き合い買物を拒否し  たりしたことが問題にでもなり、三越から拒絶されたのだろうか?

  そんな事は無いはずだ、私には、
フロッシャム岡田部長がついている  。それとも、いままでの売上実績が、ようやく本社に認められ、
  やっと本社勤務に戻る事が出来るのだろうか? )

・・・はたしてどっちだ?

・・「横田には、営業2部2課に異動を命じる」・・・。       

「よっしゃー!・・・ちょっと待てよ?」

「え! 何ですかそれは? 営業2部2課???
どこにあるのですかそれは?」

それは、いままでに、社内で聞いた事の無い呼び方の部署名であった。


  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく



1982年、サクラメントからネバダ州リノに向かう途中、ルート80、シェラネバダ山中のDonner Pass Rest Areaでパチリ!!
右下に見えるのがDonner Lake、一面氷で覆われています。撮影地点は標高2200m余り。


その傍らで横田君と早川部長のツーショット、
寒いのにご苦労様。


ご存知、アウトドア・ギアの一つの頂点、“シェラ・デザイン”社を訪問。


サクラメントだったか、はたまた何処だったか思い出せない場所での横田君と管理人。薄暗い店内で何故サングラス???



“VAN SITE”SEISHUN VAN NIKKI 57
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