PAGE1 PAGE2 PAGE3 PAGE4 PAGE5 PAGE6 PAGE7
PAGE8
PAGE9
PAGE10
PAGE11
PAGE12
PAGE13
PAGE14
PAGE15
PAGE16
PAGE17
PAGE18
PAGE19
PAGE20
PAGE21
PAGE22
PAGE23
PAGE24
PAGE25
PAGE26
PAGE27
PAGE28
PAGE29
PAGE30
PAGE31
PAGE32
PAGE33
PAGE34
PAGE35
PAGE36
PAGE37
PAGE38
PAGE39
PAGE40
PAGE41
PAGE42
PAGE43
PAGE44
PAGE45
PAGE46
PAGE47
PAGE48
PAGE49
PAGE50
PAGE51
PAGE52
PAGE53
PAGE54
PAGE55
PAGE56
PAGE57
PAGE58
PAGE59
PAGE60
PAGE61
PAGE62
PAGE63
PAGE64
PAGE65
PAGE66
PAGE67
PAGE68
PAGE69
PAGE70
PAGE71
PAGE72
PAGE73
PAGE74
PAGE75
PAGE76
PAGE77
PAGE78
PAGE79
PAGE80
PAGE81
PAGE82
PAGE83
PAGE84
PAGE85
PAGE86
PAGE87
PAGE88
PAGE89
PAGE90
PAGE91
PAGE92
PAGE93
PAGE94
PAGE95
PAGE96
PAGE97
PAGE98
PAGE99
PAGE100
PAGE101
PAGE102
PAGE103
PAGE104
PAGE105
PAGE106
PAGE107
PAGE108
PAGE109
PAGE110
PAGE111
PAGE112
PAGE113
PAGE114
PAGE115
PAGE116
PAGE117
PAGE118
PAGE119
PAGE120
PAGE121
PAGE122
PAGE123
PAGE124
PAGE125
PAGE126
PAGE127
PAGE128
PAGE129
PAGE130
PAGE131 PAGE132
PAGE133
             


続・青春VAN日記94

ケント社の巻 その611984年秋)

84年秋の全国営業出張>

ヴァン・カンパニー店

① 10月、仙台に元VS社員の菊池店長達によるKentShop新装開店し、レセプションに呼んでいただいた。

 右、菊池店長の若かりし頃

街も店も学生も、行くたびに都会的洗練さを増す仙台の街には、美しく流れる広瀬川の景観と共に、杜の都の文化の香りが漂い、青葉繁れる青春とトラッドが良く似合っていた。

1979年のVAN Shop開店準備の時から、仙台をたびたび訪れてVS営業所に段ボールを敷いて寝泊まりしたり、VS加藤氏のお宅に泊めさせていただいたりと、実に文無しのⅤグループだったが、苦節5年、ついにKentShopも開店した。


イケダ・プランニングサービス様設計による新Kent店舗が見事完成したのだ。


開店のレセプションは、S&S仙台スコッチバンク店で開かれた。

メンズショップは人なり、サービスとは人間の質である。
会場には、皆から好かれる菊池店長の付き合いの広さを物語る、市内のトラッド愛好家や多彩なお客様達が多数駆けつけ、実に楽しいオープニングパーティとなった。


②明治の異人文化の香り漂う神戸にKentShopがオープンした。

ヴァンカンパニー本社を神戸山本通りに移した鳴島社長自からの、VANKent店が並立する(クラタ11号館1F)入魂のショップだった。


北野の古い異人館においてVANKentの開店パーティが盛大に行われ、神戸の多数のトラッドファンや取材陣が集まった。

東京VANグループからは早川さん桜庭さん君塚さんと私が参加した。

この西洋文化溢れる街には当社のロゴが実に良く似合っていた。


③元VC営業所の好社員でVAN再建にも活躍した大川君が、見事名古屋で独立開店して、VS菊池店長に続くオーナー店長となった。

        
    右、大川店長の若かりし頃

皆から好かれる1型社員・大川店長の店は、昭和区山里町から始まった。名古屋の地には、筋金入りのトラッドファンも数多い。彼ならば、きっと成功することだろうと確信していた。

私は訪店すると、よく味噌煮込みうどんを御馳走になったものだった。


④福岡・警固Kent Shopの大川店長(元VT・広島大卒)、嘉味田君(サンホテル沖縄)達が、全日空ホテルで盛大なケント・クリスマスパーティを開き、ゲストに呼んで頂いた。

九州の著名なトラッドファンの方々が多数集合し、福岡の各界の名士の蘊蓄ある話を聞く幸運に会した。


専門店様

① 九州には、60年代からの熱いトラッドファンが数多い。私は1都市1店舗の新規取扱店を目標に、改めて北九州の各都市の営業に訪れてみた。

(出発の羽田空港で、元V営業1課の金替貴雄さんにバッタリお会いした。氏は、㈱ソニープラザの企画部課長をされていて、やはり出張だった。スポーツ万能の懐かしいヒゲのお顔にお変わりは無く、嬉しかった。)


まずはVAN柳川営業所長・高須さんをお伺いして情報を教えて頂く。
(実はスナック“ライムライト”で高須さんと楽しいカラオケ飲み会!)

かつて、旧V社の取扱店様とは、岩田屋・井筒屋両デパートを中心に、専門店は、
博多のホラヤ・トラヤ・ロビン・タカラヤ・フタタ・・・、

久留米のマツモト・ヤマシタ、小倉の白樺・クロネコヤ・・・、
佐賀オーツボ、唐津マスヤ、・・・等々たくさんあったのだが、

現在は、警固Kent ShopK-PORT・小倉オ―ミハウス店のみであり、今年VK織田キャップの小倉Kent Houseが新開店するとはいえ、売り込みをしない私としても、もう少し出店の余地が有りそうだった。


かつての取扱店様を中心に、飛び込みの訪問営業をしてみると、今まで再建時に、先様から当社にご連絡・ご注文を頂いた店舗様とは、明らかに新Kentへの姿勢・反応が違っていた。

新規取引するには、契約や保証金の問題もあったが、倒産イメージのおかげか、当社への情熱や信用を失っているオーナーもあった。

トラッドの情熱よりも、支払いや掛け率や返品にこだわるお店様には、無理なお勧めはせずに、早々に退散させていただいた。


そして新たに、唐津ヤマトヤ・島原アビート・香椎アーバンの各店様のご契約を頂くことが出来た。


(※唐津には、学生時代のバンド仲間だった原口俊介氏が住んでいたので、懐かしく連絡してみると、なんと!彼の家は元・唐津藩家老職の直系であり、今は、㈱国活商事社長・唐津市青年商工会議所の会長職であった。

原口氏は、ビジネスH宿泊の私に、虹の松原グランドホテルに部屋を取ってくれて、市内のヤマトヤ様神山店長にも電話を入れてくれるのだった。

・・・私が何もしないうちに、契約が取れてしまった・・・・感謝!

※香椎アーバン店長の森山昌巳さんは、一昨年、長崎メンズプラザ剛店で出会ったトラッドコーナー担当の森山さんその人であった。ああ!縁は異なもの!縁とはなんとありがたいものであろうか!)


②私の出身地である、関東地方にも、改めて営業出張した。

前橋エンゼル様は、私が高校時代に初めてVANのBDシャツとラダ―スニーカーを買ったメンズショップである。

あの時 接客してくれたエンゼルのお母さんは、今でも顔を出すとお茶と白菜のお新香を出してくれて、懐かしいいろんな話をしてくれた。

今では立派な息子さん達が店を運営されていたが、ご両親に似て温かいお人柄で、家庭的雰囲気のホッとするお店だった。

そして新たには渋川ニューワカバ様にもご契約が頂けた。
“雷と空っ風、義理人情”の土地柄であった。


しかしながら、時代のトラッドトレンドはブリティッシュモデルであり、大型店に成長してポロやポールスチュアート等、外国ブランド商品に力を入れている高崎屋・桐生シャイン様では、新Kentに対する熱意や期待は感じられず、寂しい思いもするのでした。


出張はさらに続き、熊谷ナミキ・足利ナガシマ・太田ミノヤ、
宇都宮ヤマト・水戸ボストン様・・・、


そして旧VAN同期・宮代君の平塚浦川屋様、小田原で開店したあの少林拳・佐野雅男君のファースト様、・・・と、12月まで続くのでした・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく








“VAN SITE”ZOKU-SEISHUN VAN NIKKI 94
Copyright(C) IDEAKONA. All Rights Reserved.