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VAN JACKET SALES PROMOTIONS


1976・77年、“ VAN ” “ SCENE ” Chopのための各百貨店における新しいショップ・コンセプトを作り上げるため、VAN JACKETマーケティング1部の各担当は連日、夜遅くまでそのプランを練り、形にしようと努めていました。

幸いにも、その時にまとまったコンセプトの一部がプレゼン用のスライド資料として残っていました
( 新庄氏所蔵 ) のでご紹介いたします。残念ながら、総てが残っていたわけではないので、途中抜けている部分が有ることをご容赦ください。

“ VAN ” 及び “ SCENE ” をそれぞれ2種類のジャンルに分けています。
VANは “ アイビーハウス ” と “ キャンパス・CO‐OP ” というネーミングで、またSCENEは “ ニュースポーツ ” と“ シティー・ボーイズ ” というネーミングでテーマ創りを行い、それぞれの意味づけを行っています。

商品イメージ、客層、当て込む商品のプライス・ゾーン、適応するブランド( 他メーカーの対応するブランド名も併記しながら )、売り場のイメージ、そして販売方法まで・・・・・・・。

今日のようにコンピュータが使われていればプレゼンテーション・アプリの “ パワーポイント ” 等を駆使して行うのでしょうが、当時はこのスライドに有るようなイラストレーション・ボード
( 厚紙製のもので、表面の紙質はケント系紙、コットン系紙など多岐に渡り、現在でも画材店には置いて有ると思います。)に写植打ちの文字群をペーパー・セメントで貼り付け、時にはパントーン製のスクリーン・フィルムなどでカラーリング、写真を切り貼りし、またイメージを具体化する方法としてパースを多用しています。

作業としては中々大変なもので、他メーカーではこのようなプレゼン手法はほとんどと言っていいくらい採られていませんでした。VANが最初です。
因みに一番多く使われたイラストボードの大きさはB2版でした。プレゼンの迫力とハンドリングの兼ね合いでこのサイズになったと思います。

当時VAN JACKET販売促進部ではこのようなプレゼンテーションを 『 紙芝居 』 と呼んでいました。









ここまでが前段、当時の百貨店における売り場の現状分析と問題点などを述べ、これからの展開方法などをボードを見せながら解説して行くわけです。




これ以下が各Chopのテーマ別ショップ・イメージとなります。まずVAN Chopの “ アイビーハウス ” から。



ショップ・イメージに合った “ プラント(観葉植物)” まで描かれていました。

上の平面図は、インショップ・コーナー15坪タイプのレイアウトです。


プロパーでのボリュームゾーン展開用什器イメージ


この後には、各什器のマテリアル・サンプルが付いています。
総てはよりリアリティーのあるプレゼンテーションにする為に。




続いて “ CAMPUS CO-OP ”
SHOPの全体イメージ・パース、店内展開イラスト及びショップ平面図、什器イメージ
などで構成されています。














“ VAN SITE ” SALES PROMOTIONS 1
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