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雪のVAN雅楼全景
左の写真は、雪景色の山中湖畔に建つ“VAN雅楼”。

柱を一本も使わず、確か、代々木プールと同じような、吊り構造を採った建物だった記憶が有ります。
屋内は真ん中に直径6m程度の円筒形地下室、その真上の中2階程の高さに主寝室が有ったのですが、そこへ上がるのに、地下へ降りる階段をまたぐように天吊りの梯子を下ろして、それをよじ登るようにして行かないと、寝室へは入れないのでした。
建屋内部の周囲をぐるっと回廊が巡り、山中湖側に広いリビングと広いウッドデッキが、また回廊の一部が石津社長お得意の料理を行う、横長の厨房となっていました。

この“ VAN雅楼 ”は、宮脇 檀氏の設計、田中文雄氏施工です。
別名『もうびいでいっく』、1966年竣工。
因みにこの名に聞き覚えのある方は多い筈。
そうメルヴィル作『白鯨』の主人公の名“モービーディック”に由来したものと思われます。建物横から見た姿が白壁などと共に白い鯨のように見えるからでしょうか。屋根に雪が積もっていると、余計その感がします。
『白鯨』Wikipediaへ

余談ですが、この隣には現東京都知事の石原慎太郎氏の別荘が。

拡大してみてください、“VAN雅楼(もうびいでいっく)”内側のしっくい壁、ドームタイプのフードを付けた丸窓、天井を支える垂木の状況などが少しはイメージできると思います。

“VAN雅楼”、山中湖側のウッドデッキ部に梁から吊り下げられた“ラタン製ハンギングチェア”
写っている人物にはお構いなく。因みに左、人事部・武宮氏、右、販促部・新庄君







代々木寮入口部
代々木寮風景、幾つか有ったVAN社員寮の一つ。
室内インテリアは照明器具も含めてアルフレックスです。
一番最初のアルフレックス・チェア、デザインがシャープ
でブルーが涼しげですが、東京の夏などには少し難有りの素材でした。






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