下の写真は、“Pattern Made VAN”のマグカップです。
CHOPの中でいわゆるパターン・オーダー商品を“Pattern Made”と呼んでいました。
このマグは、Pattern Madeを注文されたお客様に対して差し上げた物ですが、いわゆる純然たる意匠室及び販売促進部
で企画したVAN PREMIUMではなく、営業サイドがイニシアティブを取って制作したギブアウェイです。
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以下は、通称“丸VAN”スティッカ―です
写真では2種有りますが上が通常のタイプ、1979年、つまりVAN JACKETが倒産した翌年に発行された『VANグラフィティ』のカバーにも掲載されたオーソドックスなスティッカ―です。1960年代から最後まで丸VANスティッカ―として作り続けられたものです。
下のものは、通常の“丸VAN”スティッカ―では“VAN JACKET INC.”と入っている箇所に“1967”と制作年度が記載されたもので、限定制作されたものです。 |
これは丸VANスティッカ―のデザインそのものをコースターにしたものです。
周囲にある“for the young and the young-at-heart”の文字はスティッカ―同様“Futura
Bold”という書体です。
勿論当時はパソコンなど無く、書体は写真植字(写植)によって打込、制作し、それを一文字一文字、又はブロック単位でペーパーセメントなどを使い版下用紙に貼り込んでいました。
このコースターの版下はそのようにして作られたもので、しかも型押し印刷の為、スティッカ―の表情とはイメージが大分違う仕上がりになったものと思われます。
“丸VAN”スティッカ―でも、制作年度が違うものでは、文字間や書体の太さなどが微妙に異なるものが結構有ります。また真中の“VAN”ロゴタイプそのものがこれまた微妙に違ったりもしています。
総て「 手作業の為せる業 」とでも言っておきましょう。
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