このビルの一階にVAN事務センターが有り、70年代初頭としては数少ない、ガラス張りのクリーンルームの中に大きなオープンリールが回っているIBM社製かFACOM(富士通)??のコンピュータが何台も稼動していました。
このコンピュータはVAN扱い商品のアイテム品番管理、在庫管理や売掛・仕入れ管理、社員の給与計算他等に幅広く使われる予定でしたが、行程途中でストップしてしまう事になり、コンピュータ環境を社内に構築する事に日夜頑張っていた仲間の残念な思いが多分に残ってしまう結果となってしまいました。

VAN社員の中には、環境作りとプログラミングに相当な時間を費やされる事に嫌気がさし、『 VANにコンピュータ等要らない 』 等と言い出す輩も居て、事務センターの存在そのものを揶揄する状況も有りました。

でもアパレル業界の先駆者として、必要不可欠な部署だという認識は大部分の社員が持っていたものです。私も当時は、コボルとかB言語等と言われても、何が何やら、CPUなども
ComPUterの略語だろう位にしか思っていませんでした・・・!!!



“VAN JACKET東京本社、事務センター”のサイン看板です。別ページ掲載の別館サインと同じ造りです。真鍮製の黒のエンボスメラ焼き塗装ベースに真鍮製の額縁と切り文字をセットしたもの。



パスコのグリルド・サンドウィッチは美味しかった。この店ではテイク・アウトだけではなく、店内でお茶やケーキ(今風に言うなら、スウィーツですか?)を楽しむ事も出来ました。パンの専門店としてこの近辺では他に“アンデルセン”が、またハンバーカーでは“ウィンピー”や“ディノ・バーガー”などが有りました。まだマクドナルドも銀座に一号店はじめ数店しかない頃の話です。



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