東京新聞 社会部記者 望月衣塑子氏著 : 「 新聞記者 」 原案の映画
“ 新聞記者 ” を見てきました。
フィクションとは言え実際起こっている ( または起こった ) ファクトを想起させる場面がいくつか盛り込まれ、どうしても現実の事案と比較してしまう、そんな映画だった。
前半は主人公の新聞記者と内調官僚との関係及び取り巻き役の立ち位置を解説する場面が多く、どちらかと言うと淡々と話が進んでいくのだが、それに比べ後半の進行は流れもスピード感もいきなりアクセル・オン状態となったように感じられるほど緊迫感が増し、それなりに見ごたえある作品だった。
個人として一番のクライマックスは、終盤、内閣参事官・多田の 「 この国の民主主義は形だけでいい 」 と吐き捨てるように言った場面。
今でもまるで実際の事のように頭の中で反響している。
中身が空の民主主義、この国の現実の一端を言い得ているようだ、が、反面本当にそんなことになってたまるか!と、強く思う。
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新聞記者パンフレット表紙より ( 加工済み ) |
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