続・青春VAN日記10
破産財団の巻 その10
<VAN外編・ヴィーナスの話B>
“キッスは目にして”が大ヒットしたその翌1982年2月、ザ・ヴィーナスは“アメリカ録音版レコード”を製作しようということで、“アメリカ横断旅行”に出かけることになった。
この頃はPICK−UP店の運営も軌道に乗ったことでもあり、私は長期休暇をとり、楽しく1ヶ月の長期旅行に同行させて頂きました。
(・・・店業務はKent先輩の君塚さんにお願いしました。)
"THE VENUS GOLDEN AMERICA BIG TOUR"
(アメリカ横断ワイワイ大旅行・by且O井航空)
ツアーメンバー
バンマス・ドラム ジョージ永井社長
ボーカル コ二―さっちゃん
キーボード ニック下平マチャアキ
ベース ジョ二―中西
ギター ジミー那須
スタッフ
旗持ち “農協”大門俊輔
通訳 “最高”清水マリア(株GPS)
録音 “サンライズ”光原英二(TBS)
カメラ “ナパーム”小林美紗子(フリー)
盛上げ “ジェリールイス”横田哲男(VAN)
運転 “エコープロ・ドライバー” 伊藤和夫
スケジュール
@ニューヨーク大観光大会 NYヒルトン泊(5日間)あっちこっち観賞、観劇、買物。(私は、ブルックスB店、Jプレス店へ)
Aメンフィス、エルビス墓参りツアー御焼香(2日間)
Bナッシュビル、グランオ−プリ−観賞、楽器店廻り市内のリフレクション・スタジオにてプレスリーのバックバンド・メンバーとの合同録音。
ビートルズの泊まったスペンス・メイナーに宿泊。(5日間)
Cニューオリンズ、バーボンストリートで大騒ぎ
プリザベーションホールでTRAD・JAZZ観賞
ルイアームストロング公園でにっちもサッチモ。
ハーツをレンタル、世界一長い橋をロングドライブ。
サー・フランシス・ドレイク泊(4日間)
Dロサンゼルス・・・ユナイテッド・ウエスタン・スタジオにてデル・シャノン氏(悲しき街角)と会い、演奏録音。
ルート66を長距離ドライブ。
ロデオ・ドライブ、ビバリ−ヒルズ、サンタモニカ、ハリウッド、ファーマーズマーケット、そしてディズニーランド、ユニバーサルスタジオで遊びまくる。
ダウンタウン・ヒルトン泊(5日間)
Eハワイ、ハイアット・リージェンシー泊(5日間)
ワイキキ・コマーシャル・レコーディング・スタジオにて演奏録音。
日系ラジオ放送生出演。
ワイキキを充分に楽しんじゃう。
カラカウワ通りで“ハワイの若大将”ごっこ。
民族センターで“プレスリーのブルーハワイ”ごっこ。
真珠湾で“トラトラトラ”ごっこ。ポリネシアンショーを満喫、マイタイ・ブルーハワイ・チチを飲みまくる。
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“The VENUS”とのアメリカ旅行・その2-1
ハリウッド、チャイニーズシアター前のスター・ロード(Hollywood Walk of Fame)、プレスリー氏のお墓、さらにモハメド・アリ(カシアス・クレイ)氏やはっぴを着たデル・シャノン氏らとも有ったりしています。
ハワイでは例によってレイの如し・・・・・?
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そして、LPレコード“ROCK AROUND THE AMERICA”が製作された。(bourbon BMC−4025)
・・・ヴィーナスのアメリカ珍道中、傑作!も〜最高!
こんな面白い旅行は今だかつて無い経験でした。
行きのパンナム機から始って、毎日がサプライズの連続フルコースでした。
“旅は人なり”とはよく言ったもので、最高のメンバーでした。
大門さんという人は、ボブ・ホープのような人であったし、バンドメンバーはすぐにスパイク・ジョーンズも出来る芸達者でした。
毎日が“アメリカ発見珍道中”の連続でした。
筆舌に尽くしがたい旅行記を書き始めると、洛陽の紙価を高めてしまうので、今回は増量写真集でごかんべんください。
ヴィーナスのお話はとりあえずこの辺で・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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