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続・青春VAN日記6

破産財団の巻 その6(1979年春)

VANShopの開店に先立ち、私はご近所店へ挨拶廻りに出かけた。

VAN本社AYビルのオーナー・石橋興業社長は“ビルに赤旗を下げられるよりはましだろう!“と快く出店を認めてくださった。

帝人メンズショップ、アゼリア(山賀店長)、アーデン山中、オリーブさん達は、“また開店出来て良かったね。
青山にはやっぱりVANがないとね!”
とまで言ってくださった。

そして本社ビル地下に在ったのが、老舗の“カメイ東京”さんである。

カメイさんは、VAN東京進出の直後に出店された、石津会長の古くからのお知り合いである。

この店は青山の一流文化人達の夜の隠れ家だった。

夜、ご挨拶に伺うと、店長の下野隆祥さんがいらっしゃった。

下野さんは数年後、銀座レカンの支配人になられたが、渋味の効いた
藤竜也風のいい男で、VANSHOPをいろいろと面倒見てくださった。

この時は、開店祝いにと、ソニーのスピーカー・セットや、ディスプレイで使いなさいとVAT69ウヰスキーのグラスセットなどを下さった。

この後、店に頻繁に飲みに伺うと、そこには俳優の松田優作さんや作家の阿部譲二さんがいたりして驚いたものでした。

カメイ東京さん、再建へのご協力、誠にありがとうございました!

また、近所のV社先輩にもご挨拶に伺いました。

目黒のラングラー本社には、宮部ヘッド、若林ヘッドを・・・、

青山オレンジハウス店には、稲葉店長、広瀬さん達を・・・、

SHOPSHOPS本社には、高木社長、石黒さん、を訪ねました。

先輩の皆様、御指導ありがとうございました。

さて、青山3丁目交差点では、昨年、鈴屋さんの“青山ベルコモンズ”が完成オープンし、続いて“プラザ246”が完成した。

青山の人通りは今までの倍に変化した。

さらに、VAN倒産事件が一大全国キャンペーンになってしまった結果、去年からのアメリカン・ファッションのリバイバルの波は一段と激化した。

わが外苑西通り近辺にも、従来のSS本社、404、ベイリーストックマン、ニコル、月星等に加えてセントマークス、バセットウオ−カー、バルビッシュ、ウェイアウトのナックス、オペルカ、タータンショップ、あの三浦氏のフルハムロード、
・・・等々ファッション関係物件が急増し・・・

さらにはこの年、ブルックスブラザース青山店、が356別館跡にOPEN

静かだった青山界隈は、見る見るうちに世界のファッション・ストリートへと変化を遂げていくのでありました。

・・・嗚呼!全ての始まりは、“VAN TOWN AOYAMA”でした。

そして その先駆けであった “VANSHOP PICK-UP”店は、今、私の手でひっそりと再開店するのでありました。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく

        











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