ZKPAGE1 ZKPAGE2 ZKPAGE3 ZKPAGE4 ZKPAGE5 ZKPAGE6 ZKPAGE7
ZKPAGE8
ZKPAGE9
ZKPAGE10
ZKPAGE11
ZKPAGE12
ZKPAGE13
ZKPAGE14
ZKPAGE15
ZKPAGE16
ZKPAGE17
ZKPAGE18
ZKPAGE19
ZKPAGE20
ZKPAGE21
ZKPAGE22
ZKPAGE23
ZKPAGE24
ZKPAGE25
ZKPAGE26
ZKPAGE27
ZKPAGE28
ZKPAGE29
ZKPAGE30
ZKPAGE31
ZKPAGE32
ZKPAGE33
ZKPAGE34
ZKPAGE35
ZKPAGE36
ZKPAGE37
ZKPAGE38
ZKPAGE39
ZKPAGE40
ZKPAGE41
ZKPAGE42
ZKPAGE43
ZKPAGE44
ZKPAGE45
ZKPAGE46
ZKPAGE47
ZKPAGE48
ZKPAGE49
ZKPAGE50
ZKPAGE51
ZKPAGE52
ZKPAGE53
ZKPAGE54
ZKPAGE55
ZKPAGE56
ZKPAGE57
ZKPAGE58
ZKPAGE59
ZKPAGE60
ZKPAGE61
ZKPAGE62
ZKPAGE63
ZKPAGE64
ZKPAGE65
ZKPAGE66
ZKPAGE67
ZKPAGE68
ZKPAGE69
ZKPAGE70
ZKPAGE71
ZKPAGE72
ZKPAGE73
ZKPAGE74
ZKPAGE75
ZKPAGE76
ZKPAGE77
ZKPAGE78
ZKPAGE79
ZKPAGE80
ZKPAGE81
ZKPAGE82
ZKPAGE83
ZKPAGE84
ZKPAGE85
ZKPAGE86
ZKPAGE87
ZKPAGE88
ZKPAGE89
ZKPAGE90
ZKPAGE91
ZKPAGE92
ZKPAGE93
ZKPAGE94
ZKPAGE95
ZKPAGE96
ZKPAGE97
ZKPAGE98
ZKPAGE99
ZKPAGE100
ZKPAGE101
ZKPAGE102
ZKPAGE103
ZKPAGE104
ZKPAGE105
ZKPAGE106
ZKPAGE107
ZKPAGE108
ZKPAGE109
ZKPAGE110
ZKPAGE111
ZKPAGE112
ZKPAGE113
ZKPAGE114
ZKPAGE115
ZKPAGE116
ZKPAGE117
ZKPAGE118
ZKPAGE119
ZKPAGE120


続・青春VAN日記23

ヴァンカンパニーの巻 その7(1980年冬)

VAN再建成る
198012月3日。
新“ヴァンヂャケット社”が設立・登記された。
ついに、正式な再建が成し遂げられた!

「新社概要」

業種  紳士服 洋品雑貨製造卸
資本金 1500万円
役員  特別顧問  石津謙介
    社長    早川和夫
    副社長   牧尾裕輔
    常務    宮川 烈(元VT営業部長代理)
    製作部長  武部陽一(元VT製作課長)

    営業部長  石川兼孝(元VT営業課長)


販売先 第1期   ヴァンカンパニー
    第2期   専門店 百貨店、営業開始


方針 「大艦巨砲主義から駆逐艦機動船団方式へ」


新生VANグループは、旧ヴァンヂャケットが有していた各ブランドを独立・企業化し、独自のマーケティング戦略を展開する。

( ※各ブランドは順次力を付け、下記社名で独立を目指す。)

潟Pント(牧尾社長、新VAN副社長兼任、元VT支社長)

ヴァンミニ(中本社長、元VO社員)
潟買@ンスポーツ(石川社長、新VAN営業部長兼任)

潟Vーン(高田社長、元渋谷NOW店長〜VH営業所長)


※関係会社

潟hゴール(“メンズクラブ”ブランド。愛甲社長・元VT販促)


当日の業界新聞評

「かつてこれだけ強い力を持ったブランドがあっただろうか。VAN,Kent,SCENEを見るにつけ、こう思う。空前の負債を抱えて倒産、ついには破産宣告まで受けた企業のブランドが3年あまりの空白期間がありながらカムバックしたのである・・。」


そして、今日まで残務処理〜在庫商品販売〜カンパニー社と
がんばってきた元社員達の、新VANグループ内担当の配属が決定された。

もちろん人事配置については、各人の希望が第一に配慮されたが、

私には、新組織について一つ心配があった。

・・・それは、かつてVAN社においては大事なことであった
VANらしさ”の社風(におい)作りについての心配であった。


かつてのヴァンヂャケットは、もの作りから販売に至るまで“VANの香り”に溢れていた。社員から商品に至るまで独自の“におい”があった。

企業の“におい”は人である。この会社全体が醸し出す“VANらしさ”が、他社商品との圧倒的な差別化をもたらすキーポイントだった。

自由な社風、夢ある企画・宣伝広告・販売促進。こだわりの商品、喜びを売る営業・販売社員。

もし、新社がこれらの“らしさ”を失えば、日本中のお客様達は、正統ヴァンヂャケットとは認めてくれないだろう。

(・その後の、いくつもの某ライセンスVAN商品が示すように・)


さて我々が目指した新ヴァンヂャケットグループ人事配置体制とは、

ものづくりには、石津会長を最高顧問にお迎えし、武部さんがいる。

管理には、早川さん、牧尾さんがいる。

●宣伝・販促は、たくさんの“永遠のVAN社員”の方々がいる。

「池田プランニング、スカイ(Cカンパニー)、イン・コーポレーション、パート4さん達・・・」。

心配は無い!




問題はお客様とじかに触れる現場の営業、販売社員である。

2年間に渡り、がんばってきた残存社員達は、その多くが元内勤事務系社員であり、“ボタンダウン命”の社員ばかりでは無いのである。

VANらしさを知る“好きこそ物の上手なれ”の営業・販売経験のある現場担当のアイビー・トラッド社員が少ないのである。

本家本元のVANKent店に元1型社員がいないのでは話にならない。


・・・相談の結果、

VAN”担当には、君塚さん、桜庭さん、が
Kent”担当には、私が配置されることになり
            (青山Kent-Shop店長兼任)


新たなるVANの社風づくりが一大使命となった。
私の直営店販売社員教育が再開された。



“HOT・DOG PRESS”1981年8月10日号より







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく

        










“VAN SITE”ZOKU-SEISHUN VAN NIKKI 23
Copyright(C) IDEAKONA. All Rights Reserved.